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【コラム】「現実は最先端ではない」Palmer Lucky氏参加のNeuroGaming Conferenceのパネルより

5月7~8日に、米サンフランシスコで開催された「NeuroGaming Conference and Expo 2014」の講演の一部がYouTubeで、公開されています。神経ゲーミングと訳すと妙なので、そのまま、ニューロゲーミングと訳すのが正しそうですね。

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(Photo Source : Flicker Zack Lynch)

VRや脳検知等の仕組みを利用して、教育、医療、そして、ゲーム等の分野に応用することを目指した議論を行うカンファレンスで、今年が2回目。500人以上の参加者に40の展示が行われたようです。

その中で、
Oculus VRの Palmer Luckey が、「Immersive Experiences - Virtual Reality NeuroGaming」という60分のパネルに参加しています。(Immersive Experiences=没入体験)



他のスピーカーも豪華で、プレイステーション向けにEyeToyなどの開発に携わってきた、Richard Marks(Director, PlayStation Magic Lab)、ゲーム業界出身でバーチャルリアリティに関するデバイスを多く開発しているベンチャーのSixense のAmir Rubin(President and CEO)、脳波測定技術とVRを利用して医療機器などの開発を行っているNeuroelectricsのAna Maiques(CEO)。司会は、VRのコンサルタント企業のNextGen InteractionsのJason Jerald(Founder)というメンバー。


このパネルで印象的だったのが、Rubinが話すところで、これまで「VRのコミュニティは数千人の規模に留まっていた限界を、Oculusが打ち破ったところ」という点を強調していました。

VRは、兵士が訓練に使っているだけではダメで、一般のユーザーに経験を提供できるようにしなければならない。リアルワールドをシミュレートした、プロが開発したシミュレーションを提供していた、軍事用やスポーツ用や、しかし、値段が高すぎた。

それを直感的なインプットデバイスを使うことで、VRを直感的にしたいとしている。一度実現できれば、ゲームを越えたメリットがあるとも述べています。教育をよくし、習慣を改善することを行えるようにし、なんであれ非常に低いリスクで、受け入れることができる。そして、大企業が参入できるようになることが、次の5年間で起きるようになることが起こりえる、と述べています。

また、VRに求められるスペックとして、現実と区別がつかないものと述べ、バーチャルリアリティの経験は、現実の経験よりも実際よいものになるだろう、としています。その上で、「現実は、最先端ではない」と締めくくっています。

Luckyは、FacebookがOculus VRを20億ドルで買収したことで、「市場ができた」と言われることに対して、「まだ、多くの消費者の手に渡っていない」と、市場価値に目が行きすぎてしまっており、最終的な結果が出ているわけではない点を指摘はしていました。


私自身も通して聞いた印象は、Oculus RiftがVRに市場ができるという高い期待感を生みだしたのは事実で、VRを応用するためのデバイスとなったことは間違いないと思います。ただ、パネル全体では、今後の未来像が具体的に描けているわけではなく、半年から1年程度の変化は、現状の製品開発から想像ができるものの、本当にVRが一般消費者に受け入れられる時代が来るとの確信までは得られなかった、というのが正直なところです。

これは、人間は過去に存在しなかったニーズが誕生したときや、爆発的に成長する世界を創造することが容易ではないのと同じ理由であろうと感じました。それだけ、未来の変化を予測することは難しく、最先端を歩んでいる人たちでも、同様なのではないかと思います。


NeuroGaming Conference and Expo は来年も5月に開催すると発表が行われています。

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